『100万回生きたねこ』(ひゃくまんかいいきたねこ)は、
1977年に出版された佐野洋子さんの絵本です。
ここで紹介したいのは、
「百万回死んだねこ」
福井県立図書館に本を借りに来た人が、
本の名前を覚え間違ったために見つけられず、
カウンターで探してもらうときのやり取りをまとめたものです。
間違って覚えたタイトルは、
下町ロボット → 下町ロケット
のように、すぐにピンとくるもの。
ハリーポッターが書いた、○○のような本
と、まったく意味不明のものもあります。
そんなかすかな情報から、
職員の方が本を探し出すまでのエピソードが紹介されています。
タイトルの覚え間違いのおもしろさはもちろんあります。
でも、この本で伝えているのはそれだけではなく、
図書館のカウンターでの案内の仕事を広く紹介し、
どんどん本を借りて楽しんでほしいという願いが込められています。